古米や熟成米が炊き方を工夫するだけ激安で美味しい~人気レシピと臭うとの噂を検証
米不足の昨今、節約術として、古米や熟成米の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
私自身、主人と2人暮らしでお米は朝食と夕食、さらにお互いのお昼のお弁当用のおにぎりとして食べています。
主食のお米は、ほぼ毎日沢山使うので、5kgのお米があっという間になくなってしまいます。
結婚したばかりで貯金もできないほどギリギリの生活の中で考えたことは、古米の購入でした。
結論から言って、古米の購入は大成功だったと感じています。
実際に食べてみても、普段のお米との違いは感じられませんし、炊き方ひとつで美味しくもなるからです。
古米は値段が安く、通販でまとめ買いするとさらに値段を安くすることができました。
おいしく炊く方法もあり、新米と変わらないおいしさで楽しむこともできます。
さらに古米は、料理に使うと、新米よりも古米のほうがおいしくなるという、最大のメリットもあるのです。
しかし口コミでは、味や食感、匂いなどが気になる、まずいという声もよく聞きます。
本当でしょうか?
この記事では、筆者の私が古米を購入した体験談をもとに、古米の節約術と美味しく食べる方法について詳しくご紹介します。
食費がかさんで大変だという人や、なるべく節約したい人はぜひ参考にしてみてください。
米は古米以外にも「訳あり米」として、販売されています。
古米以外のお米に興味がある人はこちらの記事をご覧ください。
古米や熟成米ってどんなお米
はじめに、簡単に古米や熟成米の特徴についてまとめます。
名前から想像できると思いますが、ザっと紹介していきます。
興味がない人はスルー推奨です。
古米の定義とは?
古米や熟成米とは、収穫から1年以上経ったお米のことで、収穫から2年経てば「古古米」、3年経てば「古古々米」と呼ばれます。
古米も熟成米も、一年以上経過した米なのでほぼ同じ意味です。
古米だとイメージが悪いので、最近は「熟成米」という呼び名で販売されることが増えてきました。
因みに、24時間以上「熟成精米」させたお米とは違います。
普通に新米を購入した場合でも、収穫した翌年の11月に次の新米が出回るようになるので、自動的に古米になってしまいます。
通販でも古米はよく見かける理由
お米は生鮮食品なので賞味期限が決められていません。
賞味期限がないものは、普通に販売しても問題ないということになります。
ですから、通販サイトでも古米や古古米(1年〜2年以内のもの)を多くみかけます。
販売方法は、使いやすい5kgx2の10kgのものや、大きな紙袋の30kgのものなど、販売スタイルはそれぞれです。
ご家庭の消費速度や保存場所などをもとに、使いやすいものを購入することをオススメします。
私がよく購入する商品は、5kgを2袋で合計10kg、1年前に精米されたコシヒカリです。
家に在庫を置いておく場所もなく、かつ早めに消費できる最大限の量を選んでいます。
コシヒカリの古米にした理由は、古米を検討する前に食べていた品種だったので、同じものを選びました。
古米や熟成米のメリットは沢山ある
古米には多くのメリットがあり、新米にはない特徴を持っています。
- 価格が安い
- 炊いた後に粒がしっかりしている
- 料理に向いている
それではひとつずつ詳しくご紹介します。
古米は価格が安い
前述のように古米は収穫してから1年経ったものです。
収穫してから保存している時間が長いと味が落ちやすいこともあり、価格は安くなります。また、新米が出る頃は在庫が増えるため、安く販売することもあるそうです。
味に関しては、最近はお米を低温で保存することで、昔ほど新米と古米の味の差はなくなっています。
実際、いつもと同じようにお米を炊いても、まずいという印象はありませんでした。
古米は粒がしっかりしている
古米は時間とともに乾燥して、新米に比べると水分量が減っています。
それにより、古米の炊き上がりは、粘り気が少なくなり、ほどよい硬さでくっつきにくいのです。
ごはん粒の存在感が増し、噛みしめる楽しみがあります。
古米は料理に向いている
古米は粘りが少なく、粒がしっかりとした炊き上がりになります。
それにより、お弁当やおにぎりなどの料理では、時間が経ってもべちゃっとなりにくいです。
また、お寿司やパエリア、ピラフ、炒飯など、しっかりとした食感を味わう料理の場合は、むしろ古米の方が調理しやすいのです。
お寿司屋さんなどでは、わざと古米を混ぜて使っているとよく聞きますよね。
お米が乾燥している分、よく吸水してくれるので炊き込みご飯などは、味が良く染み込みおいしくなります。
さらによく吸水することで「炊き増え」といい、炊いた後に新米よりも量が増えるのも、お得感がありいいですよね。
古米や熟成米のデメリットは?
では次にデメリットもいくつかあげていきます。
- 味が落ちやすい
- 乾燥してパサつきがある
- 古米臭という独特の匂いがある
それではひとつずつ詳しくご紹介します。
古米は味が落ちやすい
1年以上経つとお米の粘りが控えめになり、新米の甘みは減り、味があっさりしてくる傾向にあると言われます。
良い言い方だと、味が落ち着くとも表現されています。
古米は乾燥してパサつきがある
お米の乾燥が原因で、炊き上がり後のパサつきが気になる場合があります。
古米ではないのですが、私が以前お米を天日干ししてしまった時は、お米が割れて吸水時間をたくさんとっても、パサつきやべちゃっとした食感になり、大失敗でした。
同じように古米も乾燥しているのでひび割れが発生していることがあります。
しかし、私が購入している古米では、一度も乾燥してお米が割れた様子はみられませんでした。
乾燥はメリットの裏返しのようなもので、乾燥しているから料理に向いていて、炊き増しの恩恵も得られるのです。
古米臭がある
時間が経つことでお米が持つ脂質が変化して臭いを出すのと、お米表面のぬかの酸化が原因と言われています。
お米を研ぐことで匂いが減ることはありますが、匂いがとれないこともあります。
私が購入しているお米では臭いが気になることはほぼありませんでした。
しかし、中には臭いがある場合もあるかもしれません。
そんな時は、炊き方の工夫や、味の濃い料理に使うことで、匂いが気になることはなくなるはずです。
それでは美味しく食べる方法を見ていきましょう。
古米や熟成米5kg~10kgのAmazonや楽天市場、ヤフーでの人気ランキング
古米は、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECモールでもたくさん販売されています。
それぞれの経済圏やセールにあわせて購入するとお得に購入可能です。
1位とリアルタイムのランキングも紹介しています。
古米や熟成米を初めて購入する人は、まずは少量から始めてみてはいかがでしょうか?
検索する場合は、【令和4年産 米】【令和〇年 コシヒカリ】など年代やブランド米名で検索することをおすすめします。
Amazonの古米5kg~10kgランキング
古米はAmazonでも大量に販売されています。
Amazonの古米は、ブランドものが大半です。
中には、タイムセールでお得になっていたりするのでチェックしてみてください。
Amazonなどでは古米として検索しても中々ヒットしません。
楽天市場の古米5kg~10kgランキング
楽天市場にも、ブランドものがキロ単位で多くの古米が販売されています。
楽天経済圏の人はもとより、そうでない人もセールなどではお得です。
人気商品には多くのレビューが掲載されているので、量やブランドの種類などご自身の用途にあわせて購入できます。
ヤフーショッピングの古米5kg~10kgランキング
ヤフーショッピングもPayPayとの連携強化の影響で、最近利用する人が増えています。
それ故に、PayPay経済圏の人も多いです。
楽天市場同様、多くの古米が販売されていますが、やはり一番人気はコシヒカリです。
古米を美味しく食べる方法
基本的に、古米は炊き方や研ぎ方などを工夫するだけでグッとおいしくなります。
では、美味しく食べる方法について、いくつか挙げていきたいと思います。
古米のおいしくなる炊き方
まずは、おいしくなる炊き方から。
大切なのは、2つ。
- 古米臭のにおいを取ることと
- パサつきを抑えること
ひとつずつ詳しく解説していきます。
古米臭を取る古米の研ぎ方
まず、お米を研ぐ時に丁寧に研ぎ、ぬかを取り除くことが大切です。
1回目は軽く混ぜる程度で、すぐに水を捨てます。
匂いがついた水をお米に吸水させないことが重要です。
2回目からは指先でかき混ぜるように優しく洗います。
これを4〜5回ほど繰り返します。
古米は乾燥やひび割れしていることがあり、必要以上に圧力をかけたり、洗米をやりすぎると更にお米が割れて口当たりがべちゃっとしたご飯になってしまいます。
できるだけ傷をつけないようお米がサラサラと舞う程度で良いので、いつもよりも優しく丁寧に洗いましょう。
古米のパサつきを押さえる炊き方
次にパサつきを抑えるための炊き方です。
古米は水分が不足しているので、通常の2倍の時間をかけて吸水させます。
お米が乾燥しているため、古米に吸水する時間を確実にとってあげることがポイントです。
1〜2時間ほど時間をかけてしっかり吸水させましょう。
炊飯に使う水量はお米の状態によるので、はじめは通常の水の量で炊き、次回から調整します。
パサつくようなら水を増やして、炊飯してください。
米油を少し足して炊く
米油を少しだけ足して炊く方法は最近知りました。
ほとんどの人がこめ油は、ご自宅にない人が多いと思うので購入するしかないと思います。
米油を足すやり方は簡単です。
こめ油を大匙1研いだ米に足すだけ。
しかし、一番手っ取り早く美味しくなる方法で、見た目もつやつやになりびっくりしました。
皆さまもぜひ試してみてください。
古米のぬか臭を取り除く方法
古米臭は洗っても落ちないことがあります。
そんな時は、もう一度精米することで、表面のぬかごと匂いのもとを取り除くことができます。
スーパーなどに精米する機械が置いてあることがありますので、どうしても匂いが気になるけど白米で食べたい時は検討してみてください。
ちなみに、私が購入している古米は今のところ匂いがあまり気にならなかったので、精米し直すという方法は使用していません。
多少の古米臭は炊き方や料理でカバーできると思っています。
古米が向いている料理
古米は、上で紹介したように、臭いというデメリットもありますが、粒がしっかりしていて吸水しやすいというメリットがあります。
ですから、新米よりも古米の方がお米料理には向いているのです。
あえて古米を選んで使用することもあり、お寿司屋さんなどがこれに当てはまります。
古米の方がおいしくなると言われている料理は以下の通りです。
- チャーハン
- 寿司
- カレーライス
- 炊き込みご飯
- パエリアetc.
その中で、私のお気に入り、古米の簡単料理をいくつか紹介したいと思います。
パラパラ食感を活かした料理
古米は炊き上がった時に、粒がしっかりしていて程よい硬さが残っています。
チャーハンやカレーライスなどは、粒がしっかりとしている古米の方がおいしさが引き立つのです。
作り方はいつもと同じでも、チャーハンがパラパラに仕上がるのは嬉しいですよね。
ピラフなども同様に粒がしっかししていると、べちゃっとした食感になりにくくなりますね。
また、のり状になりにくい古米は、リゾットなど、ごはん粒の食感を残したい場合にも使えます。
サラサラと食べたいお茶漬けにもおすすめですよ。
お寿司屋さんは古米を選んで使用しているといいます。
古米は時間が経過しても、シャリがべたつかず、ほどけやすい状態を維持できるのでおいしく食べることができます。
ちらし寿司など翌日も食べる料理にはもってこいです。
寿司酢も馴染みやすいので、味もはっきりとするでしょう。
よく吸水する特性を活かした料理
お米を研いだ後に吸水させますが、その時に味をつけた汁を吸わせることで味がよく染み込みます。
炊き込みご飯やパエリアなどは、味が良く染み込みます。古米はお米自体の味があっさりしているので、料理の味を邪魔することもありません。
パエリアは特に古米が適していて、プロでも水分量が多くて粘りのある新米で作ることは難しいそうです。
お米自体に水分が少ないことがパエリアには向いているということですね。
まとめ
今回は古米についてご説明しました。
古米は、古米臭という独特の匂いがある場合があります。しかし、保存状態が良いものは匂いや劣化を感じないことがあります。
実際に私はこの匂いや劣化という問題をほとんど感じず、美味しく食べています。
古米と新米の違いは水分量と甘みではないでしょうか。
水分量が少ないことをデメリットとしてではなく、料理に適しているメリットだと、私は感じています。
美味しく食べる方法は、「おいしく炊く」「料理に使う」という2通りあります。
炊飯時に少し長く水につけて吸水させておくだけで、おいしく炊き上げることができ、いつも通りの白米として食べることができました。
また料理として使う時は、べたつきにくいという特性により、新米よりも簡単においしく料理することができるのです。
特にチャーハンと炊き込みご飯は手軽に作れるのでオススメです。
古米はまずいと思われがちですが、そんなことありません。
とてもおいしく食べることができ、古米のまとめ買いで安く購入することができる、最高の節約術だと思います。
お米を安く買う方法は、色々あります。
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